でこぼこファームについて
不揃いであることの、豊かさを。

でこぼこファームは、神奈川県湯河原町にある小さな農園です。
海と山に囲まれた温暖な土地で、柑橘を中心に、季節の野菜やベリー、ハーブなどを育てています。
形も、大きさも、育ち方もいろいろ。
自然を相手にしていると、いつも同じものができるわけではありません。
それでも、その時の畑を見ながら、ひとつひとつ手をかけ、おいしいと思えるものを食卓へ届ける。
そんな小さな農業を続けています。
農園のある風景

でこぼこファームがある湯河原は、海と山が近く、温暖な気候に恵まれた土地です。
柑橘の花が咲く春。
夏野菜が実る夏。
青い柑橘が少しずつ色づいていく秋。
レモンや金柑、柚子などを収穫する冬。
一年を通して畑の景色は変わり、食べられるものも変わっていきます。
いつでも同じものがあるのではなく、
その季節だから食べられるものを楽しむ。
そんな畑の時間も一緒にお届けしたいと考えています。
食べる楽しさを育てる。
これが、でこぼこファームの目指していることです。
畑で育った野菜や果実を、おいしく食べること。
季節によって変わる味や香りを楽しむこと。
料理をすること。
ときには畑を訪れ、自分の手で土に触れ、収穫してみること。
農業は、作物をつくるだけの仕事ではないと考えています。
畑から生まれるさまざまな体験を通して、
「食べることが、ちょっと楽しみになる。」
そんなきっかけを育てていくことが、でこぼこファームの仕事です。
栽培について

でこぼこファームでは、「無農薬」という言葉を使いません。
必要なときには、農薬も使います。
ただ、使うものは何でもいいとは考えていません。
有機JASなどの基準も参考にしながら、成分や環境への影響を確認し、必要なものを選んで使用しています。
そして、必要のないときには使わない。
「使う・使わない」だけではなく、
何を、なぜ使うのかを自分で考えること。
それが、でこぼこファームの栽培に対する考え方です。
畑で大切にしていること

土を育てる
土づくりを大切にし、有機質を主体とした肥料を使用しています。
作物に肥料を与えるだけではなく、土の中の環境を整え、植物が根を張りやすい畑をつくることを大切にしています。
必要以上に使わない
農薬や肥料は、多く使えば良いものではありません。
作物の状態や季節、病害虫の発生などを見ながら、その時に本当に必要かを考えて使用します。
草も畑の一部として考える
畑では、草をすべてなくすのではなく、季節や作物に合わせて刈りながら管理しています。
草が土を覆うことで、強い日差しや乾燥から土を守ってくれることもあります。
作物だけを見るのではなく、土や草、生きものも含めた畑全体を見ることを心がけています。
病害虫が発生しにくい環境をつくる
枝を剪定する。
混み合ったところを間引く。
風や光が入るようにする。
薬剤を使う前に、まず病害虫が発生しにくい環境をつくることを大切にしています。
毎年同じ方法に決めるのではなく、畑を観察しながら、その年、その作物に合った方法を考えています。

収穫した後も、農業の続き。

大切にしているのは、育てるところまでではありません。
新聞紙で包む。
袋に入れる。
光を避ける。
常温で少し休ませる。
野菜や果実によって、おいしく保つための方法は違います。
「朝採れだから一番」と決めるのではなく、それぞれの作物がおいしい状態で届くように、収穫してからお渡しするまでの時間も大切にしています。
そして、生のまま届けるだけではありません。
果実の状態や収穫量によっては、マーマレードやソースなどに加工し、季節の味をもう少し長く楽しめる形にすることもあります。
畑から収穫した後も、でこぼこファームの農業は続いています。
畑を、人が関われる場所へ。
でこぼこファームには、農作業を手伝いに来てくれる人、野菜を買いに来てくれる人、料理に使ってくれる人、親子で畑を楽しむ人など、さまざまな人が関わっています。
農家だけで完結する畑ではなく、
それぞれが無理のない形で関われる場所でありたいと考えています。
農作業をしてみる。
畑で採れたものを料理する。
季節の野菜を買う。
子どもと土に触れる。
関わり方は、人それぞれでいい。
遊び心を持って自然と向き合いながら、人と食と地域がゆるやかにつながっていく。
そして、この土地の畑や食べる楽しさを、次の世代へつないでいく。
そんな農園を、少しずつ育てています。
畑から、食卓へ。
野菜、柑橘、ベリー、ハーブ。
そして、それらから生まれる加工品。
その時の畑にあるものを、その時に合った形でお届けしています。
いつでも同じものが揃う農園ではありません。
だからこそ、今しかない味や香りとの出会いもあります。
でこぼこファームの季節を、食卓で楽しんでいただけたら嬉しいです。