なぜ、みかんは説明しなくても選ばれるのか|湯河原みかんの話
ECサイトを開いて、注文の通知を見る。
気づくと、また「みかん」だ。
他の柑橘や野菜も並んでいるのに、なんだかんだ、みかんがよく動く。
説明を書かなくても、あまり迷われることもなく。
画面の向こうで、静かに選ばれていく。
なぜ、みかんは説明がいらないのか
みかんは、多くの人にとって「もう知っている果物」なのだと思います。
食べ方が分かる。
味の想像ができる。
大きく外れない。
知らない野菜や、聞き慣れない柑橘に比べると、安心感がある。
ECサイトという、顔の見えない場所でも、その安心感はちゃんと働いている気がします。
「湯河原」という名前は、何を運んでいるのか
もう一つ、大きいのは「湯河原」という地名かもしれません。
温泉地として、多くの人が名前を知っている場所。
行ったことがなくても、「なんとなく良さそう」。
そんなイメージを持たれている。
その名前が付くだけで、みかんが少し美味しそうに見える。
そんなことも、あるのかもしれません。
温泉とみかんは、つながっているのか
正直に言うと、温泉とみかんが、強く結びついている感覚はありません。
ただ、冬とみかん。
この組み合わせは、多くの人の中にある気がします。
こたつ。
冬の空気。
皮をむく時間。
湯河原みかんも、その「冬の風景」の一部として受け取られているのかもしれません。

地元にいると、見えなくなるもの
湯河原出身の自分にとって、みかんは特別な存在ではありませんでした。
あって当たり前で、わざわざ説明するものでもない。
でも、外の人から見ると、少し違って見えるのかもしれません。
「湯河原のみかん」という言葉に、場所のイメージが重なって、なんだか美味しそうに感じる。
まだ、はっきりした答えは出ていません。
でも、その感覚は、これからも大切にしていきたいと思っています。